本屋に行くとトイレに行きたくなる、心当たりありませんか?
しかもそれは「小」ではなく「大」ではありませんか?
わたしは本屋に行くと必ずと言っていいほど便意をもよおします。
この症状に長年悩まされているのですが、その原因はずっと謎のままでした。
後述しますが、この現象には「青木まりこ現象」という名がついています。この青木まりこ現象の原因については数々の仮説があり、いまだに特定には至っていません。
今回わたしはこの記事を執筆するにあたり、たくさんの仮説と自分の体験を照らし合わせ、ひとつの答えにたどり着きました。
「うれしいことの否定が心身症・精神病の原因となる。」
これが答えです。
この記事では、本屋に行くと便意に襲われる現象に長年悩まされているわたしが、その原因は一体何なのか?という疑問を追求し、同様の症状に悩まされている多くの方々に、わたしがたどり着いた答えをご紹介します。
はじめに
本屋に行くと便意をもよおす…
体験した方ならわかると思いますが、地味にストレスなんですよね、本屋に行くとなると真っ先にこのことが頭をよぎるので、「トイレに行ってから出かけなきゃ」というのがルーティンになる、普通に考えて異常なことじゃないですか?だって他にそんなお出かけスポットないですよね?
驚いたことに世の中でこの症状に悩まされている人はかなりの数いるらしいのですが、原因はまだはっきりしません。
諸説あり、仮説は多くありますが、答えはいまだに見つかっていないのです。
青木まりこ現象、その自覚

「青木まりこ現象」というのをみなさんご存じですか?恥ずかしながら、わたしはこの記事を書くまでは知りませんでした。
「本屋で便意」という現象にまさかこんな名称がついているなんて…
「青木まりこ現象」とは1985年、「本の雑誌」(本の雑誌社)の読者欄に投稿された
「理由は不明だが、2、3年前から書店に行くたびに便意を催すようになった」
引用元:Wikipedia
という体験談が話題となり、その投稿主の女性、青木まりこさんの名前からつけられたそうです。
わたしがこの症状を自覚したのは、いや、正確にはずっと前から自覚はあったけれど症状として
「現実にあるんだ!」と理解したのが、1998年10月に「ウンナンのホントのトコロ」というTBSのテレビ番組内で、「本屋で便意」をかなり大掛かりに検証していたのをたまたま見てからです。
この番組内では、本屋で便意を感じる人を集めて、その人たちに本屋を再現したセットで過ごしてもらい、便意を我慢できなくなった人はギブアップしてトイレに行くのですが、おそらくは本屋で便意を感じる「原因」を探るための検証をしていた企画だったのだと思います。
わたしはこの番組を見たときに、「やっぱりこれあるんだ!?わたしだけじゃないんだ!」と、うれしくなり、身近な人に片っ端から「本屋行くとウ〇コしたくならない?」と聞いて回る迷惑な人になった思い出があります。
ただ、この番組内で「本屋で便意」がなぜ起こるのかの答えはみつかりませんでした。

ちなみにわたしは本屋さんでどうしても便意が我慢できなくなったときは、
あまり人がいない辞書コーナーなどでガス抜きするよ!

やめろよ!
さまざまな仮説
この問題に取り組んでいる人はわたしが思っているよりもはるかに多いんですね、びっくりしました。
仮説もたくさんあるのですが、わたしの体験から否定できるものを潰していきます。
※ここでは、わたしが取るに足らないと思った仮説は省きます(製紙業界陰謀説とか言霊説もおもしろいですけどね)。
匂い刺激説
「ウンナンのホントのトコロ」内でも言及されていて、わたしも最初、妙に納得してしまった説なのですが、
要するに本に使われている紙やインクの匂い、およびそれらに含まれる化学物質が刺激となって便意を誘発するという説です。
かなり根強い説で、今でもこれが原因だと強く思っている人もいるかと思います。
ですが、便意をもよおす化学物質ってなんですか?そんなものあればもっと他に活用できますよね。
アレルギー反応だとしても普通は鼻水、頭痛、吐き気などに表れるのに「便意」にのみっていうのも腑に落ちません。
そしてなにより、わたしには決定的にあてはまらないのです。なぜならわたしは本屋さんでなくても、たとえばレンタルビデオ屋さんや、カー用品コーナーで芳香剤を選んでいるときなどにも「青木まりこ現象」が起こるからです。
匂い刺激説却下!
条件反射説
簡単に言うと、いわゆる「パブロフの犬」ですね、
家でトイレに入ると読書をする習慣がある人が、読書=排便というリンクが形成される、といったようなことです。
そういう習慣がある人は確かにこれが原因になってもおかしくはないのかな?と思いますが、残念ながらわたしにはそんな習慣はありません。
なので却下。
思い込み説
プラシーボ効果ですね、
みんなが本屋に行くと便意をもよおすって言うから、自分もそんな気がしちゃうってことです。
それはない!なぜならわたしは思春期にこの症状になり、「本屋に行くと絶対ウ〇コしたくなるなんて変態なんじゃないだろうか」と、わりとマジで悩んでいた時期があり、
先ほど触れた「ウンナンのホントのトコロ」を見て、それまでわたしと同じ人なんていないと思っていたのに、同じような人がたくさんいるんだと知り、救われた思い出があるからです。
却下!
トラウマ説
幼児期に公衆の面前で便失禁をした体験が云々……ねぇーよ!却下!
ソマティック・マーカー仮説
米国の神経科医のアントニオ・ダマシオが提唱した「身体化された情動が意思決定に影響を与える」という仮説である。情報化が進んだ現代社会において、多すぎる情報はかえって害になる
引用元:Wikipedia
要するに、逃避行動ですね、
本屋さんで処理しきれないほどの情報が目に飛び込んでくると、拒絶反応が起きて便意に襲われる。
この説を最初に見たときに「これだ!」と思ったのですが、それだとわたしの脳はカー用品売り場の芳香剤選びで拒絶反応起こすほどの低スペックなのか?と悲しくなります(笑)
この説は多少当てはまる面もあるんです。たとえばこのブログを執筆中に色々なところから情報を集めます。
その中で記事に反映させる情報をいくつか見つけたときに「青木まりこ現象」に襲われることがあります。これはわたしの脳が情報量に拒絶反応を起こしていると言われればそんな気もするのですが、すべての現象、また起こるタイミングに説明がつかないと言う点で却下です。
たどり着いた答え

臨床心理士の笠原敏夫さんの唱える「幸福否定」という説。これがわたしのたどり着いた答えです。
本を無意識のうちに「これだ」と見定めた瞬間に症状は起こる
引用元:Wikipedia
「関心あるものを求める」という行為が重要な意味をもつと考えたのである
引用元:Wikipedia
青木まりこ現象に類似した現象は、CD店やレンタルビデオ店など、書店以外の場所でも認められるとしている
引用元:Wikipedia
これだ!これならすべて説明がつく!「幸福否定」を簡単に説明すると、笠原敏雄・著の「幸福否定の構造」という本の帯に書かれている「うれしいことの否定が心身症・精神病の原因となる。」これに尽きると思います。
幸福から遠ざかろうとする人間の闇とでも言いましょうか、要するに「青木まりこ現象」とは、「興味があるものを見つけた喜び、幸福感を脳が拒絶し、そこから遠ざかろうとする現象」と言えるのではないでしょうか?
これならわたしに青木まりこ現象が起きるタイミングのすべてを説明できます。
求めていたものを見つけた!そんな些細な喜びでさえ、いつもいつも謙遜ばかりして「わたしにそんなことが、こんな幸福がくるわけがない」などと否定していると無意識にうれしいことをうれしいと表現できなくなる。それがこの現象の奥に隠れている気がします。
まとめ
本屋に行くと便意をもよおすのはなぜか?を調べていたら、なんだか壮大な話になってしまいました(笑)。
わたしもこんなことになるとは思っていなかったのですが、深いものですね…
この「幸福否定の構造」の中では他にも、必ず同じ時間だけ遅刻してくる人(いつも必ず10分だけ遅刻する人とか)はなぜそのような行動をとるのか、なども興味深く考察されています。
そしてなんと、「青木まりこ現象」からもしかしたら解放されるかもしれない方法も載っているんです。
興味があれば読んでみてください。
わたしは長年「青木まりこ現象」に悩まされてきました。でも今回この記事を執筆してみて、ひとつの答えにたどり着き少しだけ気が楽になりました。
ただし、わたしがこの記事で自分なりの答えに近づくにつれて「幸福否定」が起き「青木まりこ現象」に幾度も襲われたというのもまた事実ということをお伝えして終わります。




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